2018年、一つの提案から始まった物語。英国唯一の茶園「トレゴスナン」と私たちが守り続けるもの

はじまりは、海を越えたオンラインの対話から

2018年、私はイギリスで自らのビジネスを展開していた現在の英国人の共同経営者と、オンラインで熱く語り合っていました。「日本で新しい食の価値を提案するなら、あなたの故郷であるコーンウォールの、本物の特産物を紹介すべきではないか」

私のその一言が、すべての幕開けでした。彼は私の提案を形にするため、強い意志を持ってコーンウォールの至宝「トレゴスナン」の紅茶を日本へと持ち込んだのです。

忘れもしない、日本で淹れた最初の一杯。イギリスの力強い硬水で育まれた茶葉が、日本の柔らかな軟水と出合った瞬間、驚くほど澄んだ甘みと、繊細な香りが花開きました。その瞬間の感動が、現在の「トレゴスナンティー・ジャパン」の原点です。

トレゴスナンの家族経営が守る「一線」

よく「なぜもっと販路を広げないのか」というお声をいただきます。しかし、私たちはあえて規模の拡大を追い求めません。

トレゴスナンは、何世紀もの歴史を持つ家族経営のエステート(領地)です。機械的な大量生産ではなく、土地のエネルギーを重んじる独特のビジネススタイルを貫いています。私たちは、常にトレゴスナン本社とダイレクトに連絡を取り合い、彼らのパッションを直接受け取っています。

この「顔が見える距離感」こそが、私たちがお客様に約束できる、最高品質の証なのです。

 トゥルローの地で感じる「ふわっとした幸せ」

私は何度も、コーンウォールのトゥルローにある茶園を訪れています。

そこに流れているのは、都会の喧騒とは無縁の、穏やかで力強い「気」です。現地のマグカップになみなみと注がれた紅茶を、素朴なビスケットやカップケーキと共に楽しむひととき。そこには、理屈抜きに「ふわっ」と心がほどける幸せがあります。

私たちは、単に茶葉を輸入しているのではありません。この現地でしか味わえない「満たされた時間」と「大地のエネルギー」を、そのまま日本のティーテーブルにお届けしたいと願っています。

 2026年、新茶の季節に寄せて

今年もまた、コーンウォールの豊かな大地から新茶の便りが届く季節が近づいてきました。

限られた量しか生産されない、英国唯一のシングルエステート。

トレゴスナン本社から直送される、生命力に満ちた一杯を、今年も大切に皆様のもとへお届けします。

お気に入りのマグカップを用意して、コーンウォールの風を感じる特別な時間を、ぜひご自宅で体感してください。

 

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